2020年のホームページリニューアル以来、嬉しいことに新入会員の方々も着々と増えてきています。国籍法についての情報がネット上で探しやすくなってきた反面、不確かな内容も多く余計に混乱することもあると思いますが、そんな中でより信頼できる情報を求めて当会に入会された方も多いことと思います。当会では、みなさまとそのような情報を共有できるよう努めるとともに、現在の日本国籍法の改正を求めて、2001年から長期の国会請願の提出活動を続けています。
しかし、最近はコロナ禍以来の署名集めのむずかしさと活動の疲れからか、署名がなかなか集まらなくなってきています。年に二回集めなければならないことも負担を大きくしている一要因でしょうか。そこで今回改めて、特に国籍法の改正を求めて入会した方々、またこのホームページにアクセスして問題を一緒に考えていただける方々に、どうか自筆の署名を当会の請願係に送っていただければと願っています。
詳細は「請願運動」のページからご覧ください。「請願署名用紙」のサイトにアクセスし、用紙をダウンロードして印刷し、できればご家族やお知り合いの方にも声をかけていただけると嬉しいです。集まった署名の送付先は contact@kokusaikazoku.com のほうまでお問い合わせください。
東京の国籍はく奪条項違憲訴訟は、いよいよ最高裁での訴訟となります。その違憲弁護団のホームページには、最高裁に提出された資料集のリストが出ていますが、そこには当会からの国会請願書が提出されているという国会の記録や研究論文の記載が何度か出てきます。どうぞ下記をご参照ください。
この中の 資料7 関連年表(政府見解等) の5ページ
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2001年6月28日
参議院法務委員会
遅くとも2001年の151回国会までには、重国籍の容認を求める請願が提出されるようになっていた。
2003年11月
「重国籍―我が国の法制と各国の動向」国立国会図書館立法調査局行政法務課 岡村美保子(「レファレンス」2003.11)
「国籍唯一の原則」が絶対的な理想とはされていない状況にある。国籍法を改正すべき時期が来ているのではないか(63頁)。
156回国会で重国籍認容を求める請願がなされた(57頁脚注(2)(3))。
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